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実は紀元前からあった!?歴史から学ぶ性感染症(STI)対策と「大人のマナー」

実は紀元前からあった!?歴史から学ぶ性感染症(STI)対策と「大人のマナー」

こんにちは。⁠医療法人岡本クリニックです。

これまで男性の前立腺、女性の過活動膀胱と、年齢とともに増えるお悩みを取り上げてきました。

今回は、開放的になる夏を迎えるにあたって、若い世代からパートナーのいるすべての世代に関わる「緊急提言」として、性行為感染症(STI)についてお話しします。

「自分は特定のパートナーしかいないから大丈夫」

「症状がないから関係ない」

そう思っている方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。なぜなら現代の性感染症は、「自覚症状がないまま、大切な人にうつしてしまう」ケースが急増しているからです。

🛡️ 実は紀元前から存在した「お守り」の歴史

性感染症のお話をする前に、少しだけ歴史の雑学をご紹介します。

現代の避妊や性感染症予防に欠かせない「コンドーム」ですが、実はその歴史は驚くほど古く、紀元前の古代エジプトの時代にはすでに存在していたと言われています。

当時はゴム製ではなく、なんと「動物の膀胱」や「革」「リネン」で作られており、主に病気や虫除け、あるいはステータスシンボル(お守り)として身につけられていたそうです。

18世紀のイギリスでは、チャールズ2世の主治医であった「コンドーム男爵」という医師が、羊の腸を使った予防具を考案したことからその名がついたという説もあります。

人類の歴史は、裏を返せば「いかにして性感染症から身を守るか」の戦いの歴史でもあったのです。現代の私たちは、当時よりも遥かに安全で手軽な予防手段を持っています。これを使わない手はありません。

🚨 「症状が出ない」のが一番怖い

性感染症(クラミジア、淋菌、梅毒など)の最も厄介な特徴は、「感染しても、特に女性は症状が出にくい」という点です。

例えば、最も感染者数が多い「クラミジア」の場合、女性の約8割、男性でも約5割は初期症状がほとんどありません。

症状がないため、本人は気づかないうちに大切なパートナーへ感染を広げてしまう「ピンポン感染(うつし合い)」が起こりやすいのです。

さらに、放置してしまうと将来的に不妊症の原因になったり、お腹の赤ちゃんに影響が出たりすることもあります。

また、最近ニュース等でも話題になっている「梅毒(ばいどく)」は、一時期の症状が自然に消えてしまうため、治ったと勘違いして発見が遅れるケースが後を絶ちません。

🤝 「パートナーと一緒にチェック」が新しいマナー

性感染症は、風邪と同じように「誰もが感染する可能性がある病気」です。決して恥ずかしいことでも、やましいことでもありません。

もし少しでも不安な行為があったり、パートナーが変わったりしたタイミングがあれば、症状がなくても一度検査を受けることを強くおすすめします。

泌尿器科での検査は、驚くほど簡単です。

基本的には「尿検査(おしっこを採るだけ)」や「問診」、必要に応じた血液検査で行うことができます。「痛い検査をされるのでは…」と怖がる必要はありません。

当院では、プライバシーに最大限配慮し、患者様がリラックスして受診できるよう準備を整えています。もちろん、第1・第3土曜日には女性の専門医(岡本華奈 医師)も診察を行っておりますので、女性の方も安心してお越しいただけます。

ただし、女性の性行為感染症(STI)は婦人科領域にわたるものもあり、当院では現状対応していない疾患もありますが、ご相談はお受けします。

大切なパートナーへの思いやりとして、お互いに「受診」という選択肢を当たり前に持てる、そんな健康的な関係を目指してみませんか?

次回以降、いくつかの性行為感染症について、深堀してご説明したいと思います。