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【泌尿器科コラム】突然の激痛に襲われる前に!泌尿器科の超ポピュラーな疾患「尿路結石」の予防と対策

【泌尿器科コラム】突然の激痛に襲われる前に!泌尿器科の超ポピュラーな疾患「尿路結石」の予防と対策

皆様、こんにちは。医療法人岡本クリニックです。

今回は、当科を受診される患者様の中で、最もポピュラーでありながら、同時に最も恐れられている疾患の一つ「尿路結石(にょうろけっせき)」について解説します。

尿路結石の痛みは「のたうち回るような激痛」「三大激痛の一つ」などと表現され、突然襲ってくるのが特徴です。特に夏から秋にかけては、汗をかいて尿が濃くなるため、結石が非常にできやすくなります。

尿路結石とは?どんな症状が出る?

尿に含まれるカルシウムやシュウ酸、リン酸などの成分が結晶化し、尿の通り道(腎臓、尿管、膀胱、尿道)で石のように固まってしまったものを指します。


結石が動き出したときの発作症状

腰や背中、脇腹の猛烈な激痛(突然始まり、夜間や早朝に起こりやすいです)

下腹部や股の付け根への放散痛(痛みが響くような感覚)

血尿(尿が赤くなる、ウーロン茶のような色になる)

吐き気、嘔吐、頻尿

石が尿管に詰まって尿の流れが止まると、尿管で石をギリギリと締め付け、腎臓がパンパンに腫れてこの激痛が起こります。あまりの痛みに救急車で運ばれる方も少なくありません。

毎日の生活でできる!泌尿器科が教える「結石予防の3大鉄則」

尿路結石は、実は「5年以内に約半数が再発する」と言われるほど再発率が高い病気です。まだ経験したことがない方も、一度経験して恐怖を知っている方も、日頃からの予防が何より重要です。


❶ 水分を適切に飲む(※ただし状況に応じて)

連載の最初にもお伝えしましたが、尿が濃くなると結石の成分が固まりやすくなります。

活動量が多い日・夏場:尿量を増やすためにしっかり(経口補水液なども適度に利用して)水分を補給し、尿を良い状態に保ちます。

涼しい日・汗をかかない日:無理に飲みすぎず適量を心がけます。

選ぶ飲み物:水や麦茶がベストです。コーヒー、紅茶、緑茶は、結石の元になる「シュウ酸」も多く含まれるため飲みすぎに注意しましょう。

❷ 「カルシウム」を適度に摂る

「カルシウムの石ができるなら、カルシウムを控えた方がいいのでは?」と思われがちですが、これは逆効果です。

カルシウムは腸の中でシュウ酸と結びつき、便として体外へ排出してくれる役割があります。食事で適量のカルシウム(乳製品や小魚など)を摂ることで、結石の形成を防ぐことができます。

❸ カタチに注目!「シュウ酸」の多い食べ方に工夫を

結石の原因のトップである「シュウ酸カルシウム」の「シュウ酸」は、ほうれん草、タケノコ、チョコレート、ナッツ類などに多く含まれます。

工夫の例:ほうれん草は「茹でてアク(シュウ酸)を抜く」、コーヒーや紅茶には「ミルク(カルシウム)を入れる」ことで、体内で結石化するのを防げます。


当院(泌尿器科)での検査と治療

当院では、尿検査や超音波(エコー)検査、レントゲンなどを用いて、結石の大きさや位置を正確に診断します。

小さな結石(おおむね10mm未満):水分を多く摂り、尿管を広げるお薬などを使って、尿と一緒に自然に排出させる(自然排石)治療がメインです。

大きな結石や激痛が続く場合:体外からの衝撃波で石を砕く治療(ESWL)や、内視鏡手術が必要になるため、専門の提携病院へスムーズにご紹介いたします。

背中や脇腹に違和感がある、尿の色がおかしいなど、少しでも気になるサインがあれば「激痛の発作」が起きる前に、どうぞお気軽に当院へご相談ください。