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【泌尿器科コラム】知っておきたい性行為感染症 (第1回:クラミジア・淋菌性尿道炎)

【泌尿器科コラム】知っておきたい性行為感染症                    (第1回:クラミジア・淋菌性尿道炎)

こんにちは、医療法人岡本クリニック(泌尿器科)です。

今回から数回にわたり、誰にも言えず一人で悩みやすい「性行為感染症(STI)」について、正しい知識と対策を分かりやすく解説していきます。

第1回は、性感染症の中でも特に頻度が高い「クラミジア感染症」と「淋菌(りんきん)性尿道炎」についてです。

「もしかして…」と不安を抱えている方は、ぜひ最後までお読みください。

似ているようで大違い!
2つの感染症の特徴

どちらも尿道に炎症を起こす感染症ですが、症状の出方に大きな違いがあります。

激しい症状の「淋菌性尿道炎」

潜伏期間:2〜7日程度(比較的すぐに出ます)

主な症状:おしっこをする時に激しい痛みがある、尿道から黄白色のドロッとした膿(うみ)が大量に出る。

特徴:症状が非常に強いため、異変に気づきやすいのが特徴です。

 隠れがちな「クラミジア尿道炎」

潜伏期間:1〜3週間程度(忘れた頃にやってきます)

主な症状:おしっこをする時に少し違和感がある、尿道がなんとなく痒い(かゆい)、サラサラした薄い膿が少し出る。

特徴:症状が非常に軽い、または全く出ないこともあります。気づかないうちに放置してしまいがちな、隠れたリスクが高い感染症です。

放置するとどうなる?(男性の場合)

「放っておけば治るだろう」と放置するのは絶対にNGです。

尿道の奥へと細菌が侵入すると、「精巣上体炎(副睾丸炎)」という病気を引き起こし、高熱が出たり、精巣が大きく腫れ上がって激しい痛みを伴うことがあります。最悪の場合、将来的な男性不妊の原因になることもあります。

当院(泌尿器科)の受診に関する大切なお願い

性感染症の治療において、最も重要なのは「パートナーと同時に治療すること」です。片方だけが治っても、もう片方が感染したままだと、性行為によって何度も感染を繰り返す「ピンポン感染」が起こるためです。

ここで、当院から受診の際の大切なお願いがございます。

男性の患者様:当院(泌尿器科)にて、検査からお薬の処方まですべての治療が可能です。

女性の患者様:体の構造や治療アプローチが異なるため、当院での直接的な治療を行うことができません。婦人科(産婦人科)への受診が必要となります。

「まずは相談したい」という方は、男女問わずお越しください

「彼女(妻)に感染させてしまったかもしれない」「パートナーが感染したと聞き、自分も不安」など、治療前の検査のご相談や、どこを受診すべきか迷っている段階でのご相談は、男女問わずいつでも受け付けております。

適切な医療機関(婦人科など)へのご紹介もスムーズに行えますので、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。

当院からのメッセージ

性感染症は、決して恥ずかしい病気ではありません。風邪などと同じように、適切な抗生物質などをしっかりと使用すれば治癒する病気です。

「もしかして」と思ったら、パートナーのためにも、そしてご自身の将来のためにも、早期発見・早期治療を心がけましょう。プライバシーには最大限配慮して診療を行っておりますので、安心してお気軽にご来院ください。


次回(第2回)は、また別の性感染症(梅毒や尖圭コンジローマなど)について解説する予定です。