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【女性向け】宇宙飛行士も訓練する!? 「急な尿意」の正体と骨盤底筋のお話

【女性向け】宇宙飛行士も訓練する!? 「急な尿意」の正体と骨盤底筋のお話
こんにちは。医療法人岡本クリニックです。

前回の「前立腺」のお話は、悩める男性の皆様に届きましたでしょうか?


第3回となる今回は、女性にとても多いお悩み「急に襲ってくる強い尿意」や「尿漏れ」についてお話しします。
「急にトイレに行きたくなって我慢できない」

「お買い物中、近くにトイレがないと不安で仕方がない」
そんなお悩みを抱えている女性は、実は驚くほどたくさんいらっしゃいます。

誰にも言えず、一人でこっそり吸水サニタリーパッドを使って耐えている……という方も少なくありません。

🚀 宇宙飛行士も直面する「おしっこの問題」
ここで、少しスケールの大きな雑学をお話しさせてください。

実は、最先端の科学の結晶である「宇宙飛行士」の世界でも、おしっこの問題は極めて重要なテーマです。
無重力の宇宙空間では、体に重力がかからないため、なんと「膀胱におしっこが溜まった」という感覚(尿意)が、地球にいるときよりも鈍くなってしまうのだそうです。そのため、気づかないうちに膀胱がパンパンになってトラブルが起きることがあります。
さらに、ロケットの発射時や地球への帰還時には、体にものすごい重力(G)がかかります。その強い圧力でおしっこが漏れてしまわないよう、宇宙飛行士たちは、ある「体の土台の筋肉」をしっかり鍛える訓練をしています。
その筋肉こそが、私たち地球の女性にとっても救世主となる「骨盤底筋(こつばんていきん)」です。

⚡ 膀胱がわがままに動く「過活動膀胱」とは?
女性に多い「急に我慢できないほどの尿意が襲ってくる」状態を、医学的には「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」と呼びます。
本来、おしっこは膀胱にゆっくり溜まっていき、ある程度溜まったら脳へ「そろそろトイレですよ」とサインを送る仕組みになっています。
しかし過活動膀胱になると、おしっこがまだ少ししか溜まっていないのに、膀胱が勝手に「勝手にギューッと縮む」というわがままな行動を起こしてしまいます。これにより、
  • 「急に我慢できないほどの尿意がくる(尿意切迫感)」
  • 「トイレに間に合わずに漏れてしまう(切迫性尿失禁)」
  • 「一日に何度もトイレに行く(頻尿)」

    といった症状が起こります。
これには加齢や出産、ストレス、そして先ほど登場した「骨盤底筋の衰え」が深く関係しています。骨盤底筋は、ハンモックのように下から膀胱を支えている筋肉です。ここが緩むと、膀胱のコントロールが効きにくくなってしまうのです。

🧘‍♀️ 自宅でできる「宇宙飛行士並み(?)のセルフケア」
過活動膀胱や尿漏れの予防・改善には、この骨盤底筋をリバイバルさせる「骨盤底筋体操」が効果的です。
やり方はとてもシンプル。

仰向けに寝て膝を立てるか、椅子にリラックスして座り、「おしっこを途中で止めるようなイメージ」で、キュッと骨盤の底の筋肉を数秒間すぼめて、緩める。 これを毎日数回繰り返すだけです。
「本当にこれだけで変わるの?」と思われるかもしれませんが、毎日続けることで、尿意をコントロールする力が少しずつ戻ってきます。

👩‍⚕️ 「恥ずかしい」を安心に変えるために
そうはいっても、「体操だけでは改善しない」「お出かけが本当に不安」という方もいらっしゃいますよね。現代の泌尿器科には、わがままに動く膀胱を優しくなだめてくれる、とても良いお薬があります。
「でも、泌尿器科を女性が受診するのはやっぱり恥ずかしい……」

そのお気持ち、よく分かります。

当院には、毎月「第1・第3 土曜日」に、日本泌尿器科学会認定の女性専門医である、岡本 華奈(おかもと かな)医師の診察日がございます。
同じ女性同士だからこそ、診察室で「実はこんなことで困っていて…」と、緊張せずにお話ししていただけると思います。

一人で悩んで生活の範囲を狭めてしまうのは、本当にもったいないことです。ぜひ、お出かけを100%楽しめる快適な毎日を、一緒に取り戻しましょう。